輪読会はいいぞ、という話
これはフィヨルドブートキャンプ Part2 Advent Calendar 2022の6日目の記事です。
Part1はこちら。
昨日は@isshi_hasegawaさんの「実録!俺が観たフィヨルドブートキャンプと業務未経験のエンジニア1ヶ月目」でした。
目次
こんにちは!フィヨルドブートキャンプでプログラミング学習中の不破と申します。
今年の1月からフィヨルドブートキャンプ内で開催されている輪読会に参加するようになったので、参加して良かったと感じたことを書きます!
そもそも輪読会とは?
輪読の定義はこちら、だそうです。
数人が集まって一つの著作・作品を読むこと。共同で解釈研究などをする時に行なう。(精選版 日本国語大辞典)
フィヨルドブートキャンプで行われている輪読会はDiscordを活用することが多いかな?と思います。
輪読会は以下の流れで行われています。
司会(タイムキーパー)とドライバー(画面共有して本のコードを書いてプログラムを実行する人)、読む順番を決める
順番に本を読んでいき、都度質問や内容の確認を行う
HackMD(Web上の共有できる学習ノートみたいなもの)にわかったことや疑問点などを書き、一人ずつ発表する
輪読会によるかもしれませんが、1.の前に雑談があったりHackMDに雑談を書く人が多かったりと、固い感じではなくほんわかした雰囲気で行われています!
輪読会に参加したきっかけ
フィヨルドブートキャンプに参加した時点で輪読会というものが行われているらしい…ということは知っていました。が、当時は会社員をしていたため時間帯が合わず、私にはあまり関係のないものかなと思っていました。
今年の1月に仕事を辞めたのですが、そのタイミングでちょうど「新春 輪読会EXPO」(後で詳しく説明します)というイベントが開催され、ちょうどいいきっかけかなと思って輪読会に参加することにしました。 参加しようと思っていた理由は以下です。
ブートキャンプの人と交流してみたかった
今までは仕事が忙しく、学習時間=プラクティスを進める時間にせざるを得ませんでした。たまにDiscordでやりとりする方はいるけれど、知ってる人はほとんどいないなぁ…という感じでした。
せっかくスクールに通っているのだから人と関われるというメリットは活かしたい。輪読会に参加すれば会話することになるから交流できるのでは…?ということに気づきました。
あと、一人暮らしの無職になったので話し相手が欲しかったです。切実に。
学習の習慣をつけたかった
輪読会に参加すれば、少なくともその時間は学習することになります。例えば朝に開催されている輪読会に参加するなら早起きして朝からパソコンに向かうという習慣ができますし、学習が進むのではないかと思いました。
本の理解を深めたかった
これはイメージしやすい理由かなと思います。一人で読んでみてわからなくても、みんなで読めばわかるんじゃないかな?という感じですね。
輪読会EXPOとは?
1/22に開催された、開催中の輪読会の内容を紹介するイベントです!輪読会の代表者が何の本を読んでいるのか、どんな雰囲気なのかを紹介してくださいました。
参加してみて、輪読会に参加するハードルめちゃめちゃ低いじゃん…と思いました。
予習必須ではない輪読会がたくさんある
てっきり予習が必要なのかと思っていましたが、ほとんどの輪読会では予習が必要ではなくその場で読み進める形式でした。
ラジオ参加でもOK
輪読会に参加する人は本を読まなければいけないというわけではなく、ラジオ参加(マイクをミュートにして他の人の発言を聞きながら読む)でもOKでした!
さっぱり理解できなくて進行を妨げてしまったらどうしよう…という不安があったのですが、ラジオ参加だとそんな心配はいらないですし気軽に参加できると知りました。
輪読会に参加してよかったこと
フィヨルドブートキャンプの人との関わりが増えた
参加メンバーと仲良くなれたな〜と思います!私はあまりぐいぐい積極的にコミュニケーションを取っていくタイプの人間ではないのですが、それでも輪読会を通して交流を深められたと思います。(むしろ輪読会がなかったら交流できていなかった説あります)
感謝です。
プラクティス等で困ったことの相談が気軽にできる
輪読会だと困っていることの相談が世間話みたいな感じで軽くできるのがとてもありがたいポイントです。
相談すると、「◯◯さんの日報に詳しく書いてあるかも」とか「このサイトで勉強するのがおすすめ」とかめちゃくちゃピンポイントなアドバイスをいただけることも数多くあり…とても助かっています!
本の理解が深まる
やはり一人で読んでいたときよりも理解度は上がります!たとえ理解できなくても、何か問題にぶつかったときに、「あっこれ前に読んだやつだ」って思い出して本を読み返すということが何回かありました。
学習のモチベが上がる
本の内容について詳しい方に解説していただくことがあるのですが、その度にまだまだ私には知らないことがあるなぁと思い知らされます。
自分が未熟であることがよくわかるので、もっとがんばらないと!と思いますね。
エラーに立ち向かう方法を学べる
メンバーの開発環境がそれぞれ違うこともあり、想定外のエラーが時折発生します。
そのときにどうやって解決するのかモブプロを通して実際に見て学ぶことができます。デバッグの方法など非常に参考になります!
(byebug?なにそれ?って状態だったのですが、すごく便利ですね…)
私が今まで参加した輪読会と一言感想
あんまり参考にならないかもしれませんが、私が今まで参加した輪読会とその感想を紹介させていただきます。
(もう全て終了してしまっているので、悪しからず。。)
現場で使えるRuby on Rails 5速習実践ガイド(1/24〜2/18)
記念すべき初参加の輪読会。かなり終盤になってからの参加でしたが、輪読会はこういう雰囲気なんだと知ることができました!
実際にコードを書いて、Githubを使って進めていく形式でした。 当初はチーム開発のプラクティスに入っておらず、gitなんにもわからん状態だったのですが、こうやって開発を進めていくんだというイメージをつかむことができました。
ゼロからわかるRuby超入門(4/11〜5/30)
Rubyの基礎を学び直したいと思って参加しました!本のイラストがどれもかわいい…雑談多めの輪読会というのもあり、だいぶほんわかした気持ちで参加していました。
JavaScript Primer(4/18〜7/15)
当時ちょうどJavaScriptのプラクティスに入っていて、特に非同期処理がわからなかったので参加しました。
やっぱり難しかったのですが、前よりは非同期処理アレルギーが軽減されてよかったです! JavaScript Primerのサイトにはページ上でコードを実行できる環境が準備されており、実際に動作を確認しながら進めることができたので理解が深まりました。
Everyday Rails(4/29〜5/5 ※GW中の短期合宿)
GW期間に短期集中で開催された輪読会です。まさかの朝5時から開始のストロングスタイル。(流石に眠すぎたので途中で朝7時からの開催に変更になりました。)
RSpecを学んでみたいと思って参加しました。内容は少し難しかったのですが、必ずしもTDDが良いというわけではないということを知れたりと勉強になりました。
パーフェクトRuby on Rails【増補改訂版】(7/25〜12/5)
この記事を書いている、まさにその数時間前に終わったばかりの輪読会です!
内容はかなり難しかったのですが、現場で必要な知識が詰まっているとも感じました。 私は現在フィヨルドブートキャンプのチーム開発のプラクティスを進めているのですが、何度も「あっ、これパRailsで読んだことある気がする…」という場面に遭遇しました。 まだ私には難しい本だと思いますが、気長に付き合って理解を深めていけたらいいなと思っています。
勝手に宣伝
私が輪読会に参加するきっかけになった「新春 輪読会EXPO」、なんと来年も開催されます!
2023年1月14日(土) 14:00~17:00開催だそうです!
ぜひ参加してみてください〜!
参考にした記事
輪読会についてより深く知ることができると思いますので、ぜひお読みください〜。
- 輪読会のすすめ - maedaの日記
- フィヨルドブートキャンプのカリキュラム以外でやってよかったこと - よかじみ
- 本が読めない人だったことに今頃気づいた私が輪読会に救われた話 - Every day is a new day.
- 達人プログラマー輪読会をはじめた話 - Leap of faITh
- 初めて輪読会をやってみたらいいことばかりだったので、良かったことをまとめました - Sakiのプログラミング学習ブログ
まとめ
振り返ってみて、たくさん輪読会に参加してきたな〜と思いました。 どれも良いところがあって参加してよかったです!
正直なところ、輪読会に参加するだけで理解度が劇的に深まるわけでは必ずしもないと思います。(私自身ちゃんと理解できたかと聞かれると…) もちろんちゃんと理解できた方が良いのは間違いないのですが、どうせ参加してもわからないからいいや、と思って参加しないのはちょっともったいないかなと。 それでもそれ以外の面で参加するメリットがたくさんあると思います。
もし輪読会に参加してみたいけれど、不安だという方がいれば、ぜひ参加してみてほしいなと思います!(最初はラジオ参加オススメです!)
明日はフィヨルドブートキャンプ Advent Calendar 2022 7日目、ham-capさんの記事です!お楽しみに。